展示替えによって、9階江戸時代のフロアの常設展示は「夏祭りの飾り」の展示となります。
同時に企画展示「今昔館の宝箱 町家を彩る襖と屏風」がはじまります。
会期:平成28年4月16日(土)~5月15日(日)
会期中の休館日:平成28年4月18日(月=第3月曜)・19日(火)・26日(火)、5月6日(金=祝日の翌日)・10日(火)
襖や屏風は季節や座敷の使い方に合わせて、空間を彩る調度として使われてきました。大阪くらしの今昔館では大阪の住まいとくらしの歴史を伝えるために、近世の大坂の町家の再現を常設しています。これまで町家の座敷を活用して収集した襖の公開や、夏には屏風飾りを行ってきました。
今回の展覧会では、近世大坂の町家で実際に使用されていた21面11枚にわたる襖を展示します。江阿弥による「蘭亭曲水宴図」襖に登場するのは流水に盃を流し、詩を詠む遊びに興じる名士たちの風流な姿です。
「蘭亭曲水宴図」襖の裏面には「鶴図」「松鶴図」が描かれています。本企画展では、襖の両面を見ることができるように展示されています。両面を間近に見れる貴重な機会です。
「蘭亭曲水宴図」襖 全6面のうち1面 江阿弥筆(当館蔵)
「源氏物語図」屏風(部分)(森家所蔵)
「住吉図 佐野龍雲筆」(個人蔵)の右隻は住吉大社の社頭と参詣の様子、左隻は春の住吉浜へ潮干狩りで賑わう人々が描かれています。セットでの公開は初めてです。
「住吉図」屏風 右隻 佐野龍雲筆(個人蔵)
また、新収蔵品の森一鳳による「藻刈図」は、淀川の漁を妨げる藻を刈る漁夫の様子を描いたもので、「藻を刈る一鳳」の絵は「儲かる一方」の語呂合わせで、商家に人気のある画題と言われました。
「藻刈図」森一鳳筆 (当館蔵)
初公開の「浪花行事十二月図」は浪花の年中行事や風俗を、陰暦(旧暦)の月別に描いています。
画像は旧暦の三月の絵で、「十三堤草つみ」と題され、草原で草つみに興じる人々の姿が描かれています。春の十三の堤はうららかな気候を楽しむレジャースポットであったことがうかがえます。
浪花行事十二月 二代貞信 一帖のうち
「桜月 十三堤草つみ」 (当館蔵)
「桜月 十三堤草つみ」 (当館蔵)
今回の展覧会では、これら人々の営みを描いた当館ゆかりの美術品の中から襖や屏風を中心にご覧いただきます。
会 場:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)企画展示室
〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20
住まい情報センタービル8階
開催時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入 館 料:企画展のみ300円
常設展+企画展 一般800円(団体700円)
高・大生500円(団体400円)(要学生証提示)
*団体は20名以上
*年間パスポートでもご入場いただけます。
*中学生以下、障がい者手帳持参者、大阪市内在住の65歳以上の方は
無料です(要証明書提示)。
(今週のイベント)
〇お茶会
4月17日(日)13:00~15:00
当日先着50名 茶菓代:300円
協力:大阪市役所茶道部
〇今昔語り
4月17日(日)14:30~15:00
〇町の解説
4月17日(日)13:00~16:00
〇町家寄席-落語
4月24日(日)らくてん会 14:00~15:30
〇絵本で楽しい時間
4月24日(日)14:30~15:00
(ワークショップ)
〇折り紙で遊ぼう
4月16日(土) 13:30~15:00
当日先着20名、参加費:100円
〇よもぎ団子作り
4月23日(土) 13:30~15:00
当日先着10名、参加費:300円
熊本地震でお亡くなりになられた方に謹んでお悔やみ申し上げます。被災された方には、余震が続く中、身の回りの安全を確保され、体調の管理にもご注意されますように。一日も早く復旧されますことをお祈りいたします。
大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)は、「住まいの歴史と文化」をテーマにした、日本で初めての専門ミュージアムで、平成13年(2001年)4月26日に開館しました。この4月で15周年を迎えることになります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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