2025年10月14日火曜日

大阪あそ歩 20251207 都島

【予約不要】都島区に残る謎の高低差を探る~鉄道が廃止されても、高低差はしつこく残っています~

 「都島区に高低差なんかあったかな?淀川の堤防ぐらいしかないんとちゃうの?」という方も多いと思いますが、実際に歩いてみるとわかります。都島区の赤川天王寺線(都島区役所前の道路)には謎の高低差があります。JR京橋駅から桜ノ宮駅にかけてのこの付近には、かつて多くの鉄道が通っていました。鉄道の廃線跡を辿りながら謎の高低差が生まれたきっかけを探ります。

 集合日時:12月7日(日)13:00
 集合場所:大阪メトロ谷町線都島駅改札口前

【コースの概要】
都島駅~大阪市立総合医療センター~都島中央公園~都島中学校第2グラウンド~都島南通公園~都島消防署~赤川天王寺線~都島区役所・区民センター~雪印乳業跡~ぽっぽてらす~ニチイキッズ都島南通保育園~都島南通郵便局~廃線跡の遊歩道~新京橋商店街~せせらぎ施設広場~京阪本線ガード~いぬの幼稚園バウバウ~おおさか東線~桜小橋~京橋駅(解散)


〇当日の写真


〇自分で作る色別標高図(重ねるハザードマップより)

〇明治期の低湿地(重ねるハザードマップより・M20年頃黄色部分は水田)

〇摂州大阪地図(文化3年(1806)、ラムゼイコレクション)と航空写真の重ね合わせ【200年前と今の大坂】
https://rumsey.geogarage.com/maps/gG14.html

〇大阪市パノラマ地図(大正13年(1924)、国際日本文化研究センター蔵)【100年前の大阪】
 下記のリンクから、GPS機能を利用して、現在地を表示できます。
 https://stroly.com/viewer/20101015001?lang=ja

〇大大阪観光地図(昭和11年(1936)、国際日本文化研究センター蔵)【90年前の大阪】
https://stroly.com/viewer/1526371642?lang=ja

〇明治中期陸地測量部仮製地図(約135年前)

〇明治後期陸地測量部地図(約115年前)
 1895年(明治28年)桜の宮水源地完成、11月13日通水式
網島駅(あみじまえき)
 1898年(明治31年)11月18日、放出駅から網島駅に至る区間が開業。
 1901年(明治34年)には網島駅 - 桜ノ宮駅間の路線が開業、網島駅は途中駅に。
 1907年(明治40年)10月1日に関西鉄道が国有化されて、木津駅 - 桜ノ宮駅間が桜ノ宮線に、放出駅 - 片町駅間が片町線になった。
 1913年(大正2年)11月15日に片町線と城東線(現大阪環状線)との交差地点に京橋駅が開設。放出駅 - 桜ノ宮駅間は完全に存在意義を失って廃止され、網島駅も同時に廃止された。放出駅 - 木津駅間は片町線(学研都市線)に編入された。


〇昭和初期1万分の1地形図(約95年前)
 1914年(大正3年)柴島浄水場完成
 1915年(大正4年)桜の宮水源地の運転を休止(1920年廃止)
 1927年(昭和2年)12月10日、淀川貨物駅開業
 大阪市電都島車庫
 1922年(大正11年)7月に開設。
 1969年(昭和44年)4月1日、梅田善源寺町線(阪急東口・都島本通間)の廃止に伴い廃止。


〇昭和中期1万分の1地形図(約70年前)
 1932年(昭和7年)10月20日:淀川車庫開設
 1936年(昭和11年)9月1日:淀川車庫を淀川電車区に改称

〇昭和後期1万分の1地形図(約40年前)
 1982年(昭和57年)11月15日:淀川駅廃止、淀川信号場となる
 1985年(昭和60年)3月14日:淀川電車区移転、淀川信号場廃止

〇国土地理院地図

〇市街化過程および戦災図


〇こちらもどうぞ。【参考資料】網島駅と淀川駅
https://osakakochizu.blogspot.com/2017/10/blog-post.html


〇7月25日(金)17:30~18:30、eo光テレビSpecial「関西の祭 天神祭 陸渡御」に生出演しました。
はじめてのスタジオ出演でした。こちらのサイトで見逃し配信をご覧いただけます。
https://11ch.eonet.jp/program/eohikarisp/03917.html


〇「村瀬先生のぶらり歴史歩き」に出演しました。
昨年12月放送のケーブルテレビ番組です。U-tubeでご覧いただけます。
【大阪・千林界隈】
https://www.youtube.com/watch?v=Q_tGJPc76IQ

【大阪・関目界隈】
https://www.youtube.com/watch?v=fJ041QSG0tM

〇オオサカマニアに「文学碑」を掲載していただきました。
 文学碑は、作者のゆかりの地や作品の舞台となっている場所に建っていることが多く、碑の一節を読むと、時空を超えて作者の存在を身近に感じることができます。また、作品の世界観がダイレクトに伝わってくるので、作家や作品のファンはもちろん、学生時代に勉強した程度でよく知らない…という人も、興味を広げるきっかけの一つになるのではないかと思います。
https://osakamania.jp/mania/bungakuhi/

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