〇大阪くらしの今昔館は、新年1月3日(火)から開館しています
「今昔館に初もうで」
大人も子どもも楽しめる懐かしいお正月遊びのイベントを開催中です。
〇企画展「道具の今昔物語―明治・大正・昭和の道具たち―」開催中です
平成29年1月3日(火)~2月17日(金)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中の休館日 1月10日・16日・17日・24日、2月7日、14日
≫ http://konjyakukan.com/kikakutenji.html
明治から大正・昭和にかけて、日本人のくらしは大きな変化をとげました。それまでなかったガスや電気が日常生活の中に普及していくとともに、ガス製品、電化製品をはじめ数々の新しい道具が生み出され、改良され、それらによってくらしは劇的に便利になりました。
本展では明治期から昭和40年代にかけて使われた生活道具を中心に展示し、くらしの変遷を紹介します。また小学生の学習内容にあわせ、衣・食・住・遊・学にかかわる道具の移り変わりをわかりやすく展示します。昭和期の茶の間を再現した展示や、蚊帳や黒電話など道具に触れる体験コーナーで、平成生まれの子どもたちが知らない少し昔のくらしを身近に感じてもらえます。
子どもから大人まで一緒に楽しめる展覧会です。ぜひご家族そろってお越しください。
〇今昔館のあまり知られていない展示(その29)
近世のフロアのあまり知られていない展示の19回目は、こちらの写真です。
今回は、木戸門を入って右側、風呂屋の隣りの人形屋です。店の奥は着物の着付けのコーナーになっていますが、店頭には人形やおもちゃを展示しています。 江戸時代の大坂を代表する人形は「竹田人形」でしょう。重厚な作り豪華な装飾で有名なもので、文化・文政期に大ブレークした人形浄瑠璃である「竹田座」に由来する人形たちです。派手なポーズをとり、目立ったところにお金を投入する浪花人の気質がうかがえます。 こうした竹田人形は、文楽で使用される頭の製作者であった細工師たちが手掛けていたといわれ、丁寧な拵えとなっています。衣装も別珍を使ったり、奇抜な刺繍を施すなど、見栄えの良いものとなっています。
江戸時代天保3年(1823)に出版された「浪華買物独案内」や弘化3年(1846)の「大阪商工銘家集」をみると、人形を扱う問屋や細工所は北御堂・南御堂の近くに点在していたことがわかります。大きな問屋であった播磨屋政兵衛などは、「萬手遊人形卸所(よろずてあそびにんぎょうおろしどころ)」として、まさに南御堂の前で営業していたことがわかります。当然のごとく三月・五月人形を扱い、当時も有名であった京の伏見人形も扱われていました。物資が全国から集散する大坂にあっては、さまざまな人形が店頭に飾られ人々の注目を浴びていたでしょう。
こうした高価な人形を扱う店とは別に、子どもたちを相手に商売をする「御手遊木偶所(おんてあそびでくどころ)」なども市中には多く存在していました。松山半山が描いた「雲煙過眼」(大阪歴史博物館蔵)にはこの店先が描かれています。女性が子ども相手に風車、でんでん太鼓、お面、大阪特有の管人形などの手遊びもの、つまり玩具を商っているのです。しかし、店の奥にはきちんとした人形が置かれていたはずです。
こうした検討を踏まえて復元した鯛屋の店頭には、玩具も伏見人形も竹田人形もあるという業態としました。一つの業種の中でも何でも扱うのが浪花の基本なのかもしれません。まさに活気に満ちた都市だったのです。
〇今週のイベント・ワークショップ
1月3日(火)~7日(土)、11日(水)~14日(土)
町家ツアー
住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)
時 間:11:30、14:30
1月8日(日)、9日(祝)、15日(日)
町家衆イベント 町家ツアー
江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00
1月3日(火)~6日(金)
イベント 今昔館に初もうで
大人も子どもも楽しめる懐かしいお正月遊び
(福笑い・双六・百人一首等)
書初めもあります
(1/4~5、13:30~16:00、¥100)
【1月3日(火)だけのお楽しみ】
*甘酒のご接待・・10時~ 先着200名
*干支の折り紙・・13時30分~ ¥100
*あてもの・・先着200名(中学生以下)
【1月3日(火)4日(水)のお楽しみ】
*おみくじ・・無料
*絵馬・・¥100
1月7日(土)
ワークショップ ‘ハンカチを染めてみよう’ 当日先着 各回10名 材料費300円
講師:町家衆
※当日12時より8階受付で参加整理券を販売します
1回目13時~、2回目14時30分~
1月8日(日)
町家衆イベント おじゃみ(有料)
古布を四角く切って縫い合わせて作るおじゃみ(お手玉)。
作り方をていねいにお教えします。
開催日:第2日曜
時 間:14:00~16:00
イベント 筑前琵琶
和楽器の奏でる音をお楽しみください
出演:竹本旭将 他
14時~15時
1月14日(土)
イベント 町家寄席-落語
江戸時代にタイムスリップ!大坂の町で、落語をきいてみませんか
出演:桂出丸 桂文華
14時~15時
町家衆イベント ワークショップ 『石臼体験』
13時30分~15時
時間内、参加人数制限なし、1人100円
1月15日(日)
町家衆イベント 連鶴
折鶴がいくつもつながった連鶴。
一枚の紙から折るところに特色があります。
作り方を詳しくお教えします。
開催日:奇数月の第3日曜
時 間:14:00~15:30
町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00~16:00
そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。
「今昔館に初もうで」
大人も子どもも楽しめる懐かしいお正月遊びのイベントを開催中です。
〇企画展「道具の今昔物語―明治・大正・昭和の道具たち―」開催中です
平成29年1月3日(火)~2月17日(金)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
会期中の休館日 1月10日・16日・17日・24日、2月7日、14日
≫ http://konjyakukan.com/kikakutenji.html
明治から大正・昭和にかけて、日本人のくらしは大きな変化をとげました。それまでなかったガスや電気が日常生活の中に普及していくとともに、ガス製品、電化製品をはじめ数々の新しい道具が生み出され、改良され、それらによってくらしは劇的に便利になりました。
本展では明治期から昭和40年代にかけて使われた生活道具を中心に展示し、くらしの変遷を紹介します。また小学生の学習内容にあわせ、衣・食・住・遊・学にかかわる道具の移り変わりをわかりやすく展示します。昭和期の茶の間を再現した展示や、蚊帳や黒電話など道具に触れる体験コーナーで、平成生まれの子どもたちが知らない少し昔のくらしを身近に感じてもらえます。
子どもから大人まで一緒に楽しめる展覧会です。ぜひご家族そろってお越しください。
〇今昔館のあまり知られていない展示(その29)
近世のフロアのあまり知られていない展示の19回目は、こちらの写真です。
今回は、木戸門を入って右側、風呂屋の隣りの人形屋です。店の奥は着物の着付けのコーナーになっていますが、店頭には人形やおもちゃを展示しています。 江戸時代の大坂を代表する人形は「竹田人形」でしょう。重厚な作り豪華な装飾で有名なもので、文化・文政期に大ブレークした人形浄瑠璃である「竹田座」に由来する人形たちです。派手なポーズをとり、目立ったところにお金を投入する浪花人の気質がうかがえます。 こうした竹田人形は、文楽で使用される頭の製作者であった細工師たちが手掛けていたといわれ、丁寧な拵えとなっています。衣装も別珍を使ったり、奇抜な刺繍を施すなど、見栄えの良いものとなっています。
江戸時代天保3年(1823)に出版された「浪華買物独案内」や弘化3年(1846)の「大阪商工銘家集」をみると、人形を扱う問屋や細工所は北御堂・南御堂の近くに点在していたことがわかります。大きな問屋であった播磨屋政兵衛などは、「萬手遊人形卸所(よろずてあそびにんぎょうおろしどころ)」として、まさに南御堂の前で営業していたことがわかります。当然のごとく三月・五月人形を扱い、当時も有名であった京の伏見人形も扱われていました。物資が全国から集散する大坂にあっては、さまざまな人形が店頭に飾られ人々の注目を浴びていたでしょう。
こうした高価な人形を扱う店とは別に、子どもたちを相手に商売をする「御手遊木偶所(おんてあそびでくどころ)」なども市中には多く存在していました。松山半山が描いた「雲煙過眼」(大阪歴史博物館蔵)にはこの店先が描かれています。女性が子ども相手に風車、でんでん太鼓、お面、大阪特有の管人形などの手遊びもの、つまり玩具を商っているのです。しかし、店の奥にはきちんとした人形が置かれていたはずです。
こうした検討を踏まえて復元した鯛屋の店頭には、玩具も伏見人形も竹田人形もあるという業態としました。一つの業種の中でも何でも扱うのが浪花の基本なのかもしれません。まさに活気に満ちた都市だったのです。
〇今週のイベント・ワークショップ
1月3日(火)~7日(土)、11日(水)~14日(土)
町家ツアー
住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の9階「なにわ町家の歳時記」では、楽しいガイドツアーをおこなっております。当日ご来館の方は、自由に参加していただけます。
※団体でお越しの場合は、事前にお申し込みください。
開催日:平日・土曜日(※日曜日・祝日は下記のとおり、町家衆による町家ツアーがあります。)
時 間:11:30、14:30
1月8日(日)、9日(祝)、15日(日)
町家衆イベント 町家ツアー
江戸時代大坂の町並みについて町の特色や見どころをわかりやすく解説します。
時 間:13:10~14:00
1月3日(火)~6日(金)
イベント 今昔館に初もうで
大人も子どもも楽しめる懐かしいお正月遊び
(福笑い・双六・百人一首等)
書初めもあります
(1/4~5、13:30~16:00、¥100)
【1月3日(火)だけのお楽しみ】
*甘酒のご接待・・10時~ 先着200名
*干支の折り紙・・13時30分~ ¥100
*あてもの・・先着200名(中学生以下)
【1月3日(火)4日(水)のお楽しみ】
*おみくじ・・無料
*絵馬・・¥100
1月7日(土)
ワークショップ ‘ハンカチを染めてみよう’ 当日先着 各回10名 材料費300円
講師:町家衆
※当日12時より8階受付で参加整理券を販売します
1回目13時~、2回目14時30分~
1月8日(日)
町家衆イベント おじゃみ(有料)
古布を四角く切って縫い合わせて作るおじゃみ(お手玉)。
作り方をていねいにお教えします。
開催日:第2日曜
時 間:14:00~16:00
イベント 筑前琵琶
和楽器の奏でる音をお楽しみください
出演:竹本旭将 他
14時~15時
1月14日(土)
イベント 町家寄席-落語
江戸時代にタイムスリップ!大坂の町で、落語をきいてみませんか
出演:桂出丸 桂文華
14時~15時
町家衆イベント ワークショップ 『石臼体験』
13時30分~15時
時間内、参加人数制限なし、1人100円
1月15日(日)
町家衆イベント 連鶴
折鶴がいくつもつながった連鶴。
一枚の紙から折るところに特色があります。
作り方を詳しくお教えします。
開催日:奇数月の第3日曜
時 間:14:00~15:30
町家衆イベント 町の解説
江戸時代の大坂では人々はどのように暮らしていたのか。
当時の史料(複製)とともに町会所で詳しく説明します。
開催日:第1・3日曜
時 間:13:00~16:00
そのほかのイベント・ワークショップはこちらからご覧いただけます。
そのほか定期開催のイベントはこちらからご覧ください。
大阪くらしの今昔館の展示内容や利用案内などについて詳しくはこちらからどうぞ。
「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。
「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。≫http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。≫http://www.sumai-machi-net.com/howtouse
「住まい・まちづくり・ネット」では、大阪市立住まい情報センター主催のセミナーやイベントの紹介、専門家団体やNPOの方々と共催しているタイアップイベントの紹介などを行っています。イベント参加の申し込みやご意見ご感想なども、こちらから行える双方向のサイトとなっています。
「住まい・まちづくり・ネット」はこちらからどうぞ。≫http://www.sumai-machi-net.com/
初めての方はこちらからどうぞ。≫http://www.sumai-machi-net.com/howtouse
0 件のコメント:
コメントを投稿